あとがきなるもの


とにもかくにも読んで下さってありがとうございました。
少しでも暇潰しになったでしょうか?
本編十七話+結と番外編むくつな『ヤロビザーチヤ』、以上で 『願わくば、花の下にて』もどうにか完結いたしました。
書いている間はははははよおわらさなー!!といらいらしっぱなしでしたが、終わってみると 寂しくもあり、はればれとした寂しさを感じています。

とりあえず、書き手としては文章のまずさや語彙の少なさ、構成力のなさはいつもの通りとして、 一人称が致命的に苦手なことを改めて思いしらされました。
重ね重ね、こんな拙いものを呼んでいただいてありがとうございます……。

一応この話は1827ヒットのキリリク『桜ヒバツナ』となっております。
実はその以前から原作のヒバリさんを見てブレザーの学校で学ラン、「自分の好きな学年」、 桜が弱点……悪霊?と感じ、密かにこの話を考えていたので、 渡りに船でした。
リクエスト主のMかいさんはこんな長い話になるとは思いもよらなかった ようで、内心引いてるんじゃないかと思います。

テーマは和風ホラーファンタジーでベタな純愛もの!だったのですが、出来上がってみたら二時間 サスペンスドラマになっていました。ふなこしえいいちろうさん呼んできて!
ベタしか叶っていない。(複数の方にベタも違うっていわれたんですが……)
桜!魔物!桜の精!ロミオとジュリエット!割って入るのは人間でシメるのは神様。ベタベタやんか。

タイトルは言うまでもなく西行法師の有名すぎる歌からです。
恐れ多いとも思ったのですが、これだけ有名なら今更ちょっとぐらいホモに使われても いいやろうと大胆不敵な独断に至りました。
ひさかたの光のどけき…と並んで日本人の桜へのちょっと異様な愛着を見事に表現した歌ですよね。
いや、こんな古人がいたからこそ後世の私たちも桜が好きなのかもしれませんが。
このタイトルもそうなのですが、キリリクが『桜ヒバツナ』なのをいいことに、 桜という日本人の大好きなアイテムを散々利用してしまいました。卑怯!
この話に少しでも好感を抱いてくださる方は、元から自分の中にある桜への愛着で そう感じる部分が大きいのだろうと思います。

では、また次の作品も未熟者ながら頑張ってまいります。 最後にもう一度だけ、読んで下さって本当にありがとうございました。おおきに!





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